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考えゴトの散歩道

天音の迷路な考え事ブログへようこそ。 日々、耳にし目にするさまざまなコトについて、のんびりと、考え事を書いていこうと思います。 たまにお立ち寄りくださると嬉しいです。 ※迷惑コメ対策のため、コメントは許可制です!

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人間の可能性を見た展覧会

6月ももう最終日。
このところ調子がなかなか戻らなくて更新もめいっぱい下火状態でしたが、そろそろ復活してきたので再開です(^^;)


 東京は上野の国立博物館でやっていて、もう終わってしまったのですが、残しておきたいので書きます。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」です。


自分は趣味が博物館巡りなので これまでちょこちょこと展覧会や美術展を回ってきましたが、これほど人間の可能性について考えさせられた展示はなかったように思います。

ということで。


200705reonald1.jpg


 レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、芸術文化の花が咲き誇ったルネサンス時代の天才。
絵画だけでなく土木や建築にも通じ、鳥の飛び方の研究をして飛行機の原理を手記に書き残すなど、様々な方面に才能をみせたことで知られています。
今回は、その天才の実像に迫る展覧会ということで、絵だけではなく、発明品(?)やアイディアを記したノートなどの様々なものが展示されていました。


 第1会場は数少ない完成作品である『受胎告知』。
初期の、まだ若いころに書かれた絵で、どこかに固さが残っているのではないかと思うような絵でしたが本当に素晴らしかったです。
正面から見るとマリアの腕が長く伸びて変、とかいう研究があるようなのですが、はっきり言って、全く気になりませんでした。

その他、どのくらい素晴らしいと思ったかというと。
この後、ものはついでで見に入った国立西洋美術館の無料開放展示。
通常展示となっている数多くの絵が見れましたが、これらの絵が実につまらなく見えました。
これまで見てきた絵ってなんだったんだろうという感じです。

この受胎告知のあとに他の絵を見て自分が気がついたのは、西洋美術には似たような絵が多いということ。
どれを見ても、どこかで見たような絵だなぁとばかり思ってしまいました。
決まり切った形、誰かの真似をしたとしか思えない絵が非常に多いということ。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を見たあとこんなふうに思うということは、それだけ彼の絵が「オリジナル」だということなのだろうなと思いました。
彼に絵を注文した人が、いつになってもいいから、と待ち続けたという話を思いだし、非常に納得してしまいました。


 さて、次は第2会場。
レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯と、そのアイディアや研究の数々。

前半では彼の生涯を年表と 彼の描いた絵画の複製がかけられていて、絵画は本物でなくても十分に見事でした。
後半は彼の手稿(ノート)を元に、彼の考案した機械を模型などの形で再現してみせることで彼の思考を辿るというもの。
ホント興味深いものばかりでした。


 例えばこれ。
さすがに数々の展示物にカメラを向けるのははばかられたので、撮ったのはこの飛行機のアイディアを復元した模型だけですが。

200705reonald2.jpg


この飛行機が空を飛ぶためには、動力となる人間が非力すぎることは一目で解りました。
しかし、もし強力な動力を乗せることが出来たなら、本当に飛べたのではないかと思いましたね。


他にもいろいろあって面白かったのですが、ゆっくりと見てみたかったのは彼の「手稿」と、彼が制作した道具の数々。

なんというか。
コンパスに似た、しかしコンパスとは違う楕円を描く道具を自分で作ったという設計図と再現模型の映像を見ていたとき、レオナルド・ダ・ヴィンチの考えていたことが伝わってきた気がしました。

「仕方ない。無いなら自分で作るより他ないな。」と。

すごいと思うのは、あれらの非常に精密な道具の数々が、あくまでも目的のためのホンの1過程の1道具でしかないという点です。

他の人なら想像するだけで終わらせてしまうか 諦めるかしてしまうところを、彼は過程の一つ一つを考えて、それに必要なものをPick Upし、作ってしまうのです。
これが天才たる所以か、とは思いましたが、、、

でもおそらく、彼は世間一般的にはいわゆるダメ人間だったのではないでしょうかねぇ。
仕事が遅くて、集中力はあるけれど没頭したらそれっきりで、そのくせ飽きっぽい。
興味のあることには熱心で才能も認められていて、しかしその興味の範囲は年を追うごとに広がって行くのであれこれ試してはみるけれど、あくまで興味の裾野なのでお金を得るための仕事にはほとんど結びつかなくて、ある意味 趣味人の浪費家 みたいな。
そんな感じだったのではないかと、、、思いましたね(苦笑)


しかし、そんなふうだったのではないかと思われる人が考えたモノの数々が現在の科学と比較してもまるで遜色ないレベルにあるということは、
「たった一人とはいえ、考え抜いた思考というものは、世間一般のおよそ300年から400年分の発明、科学の進歩に匹敵する」
ということになるのではないかと思う訳で。。。

もちろんレオナルド・ダ・ヴィンチという人のずば抜けた頭脳があってのことかもしれませんが、
自分はこの展覧会で、『人間の可能性』を見た気がしました。

この展覧会にあった彼の手稿。もっともっと見ていたかったです(^^)




 それにしても、伝わるように書くというのは難しい。
考えたことや伝えたいと思ったことの半分も書けてない気がします。
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